
(写真のランナーは私ではありません^^ゞ)
実は、昨シーズン(2017年冬〜2018年春)は、一切のマラソン大会に参加もエントリーもしないつもりでしたが、最後の最後の3月に魔が差して、4月の本土の大会の申込締め切り日にエントリー!しかも単なるマラソン大会ではなく、42kmオーバーのウルトラマラソン!
・・・1ヶ月じゃ身体、作れません^^ゞ
そもそも4月中旬に別用事で本土へ行く予定で、その中で1日暇な日があったので、軽い気持ちで「マラソン大会でもないかな?」って思って調べたらあった大会。その日には他にも21kmのハーフマラソンの大会もありましたが、本土まで行ってハーフマラソンはなんかもったいないので、無茶を承知でウルトラマラソンにエントリー!しかもその大会が開催される場所は、近くに友人も住んでいたので、逢いに行く(飲みに行く)がてらに参加って感じでした。
彩湖ウルトラマラソン70km
別名「ぐるぐるマラソン」。その理由は、埼玉と東京の県境にある人工湖「彩湖」をぐるぐる回る大会だから。一周約4.65kmをなんと「15周」。基本的にトラックレースなど、同じコースをグルグル回るコースが大の苦手な私。一周400mのトラックよりはマシですが、それでも同じコースを15周もするのは、私に耐えられるか否か疑問。
しかも70kmのウルトラマラソン。甘くなかったですね。
1ヶ月じゃウルトラじゃなくても調整困難!
そもそもマラソン大会って、ガチで走るとなると調整に3ヶ月は必要。ガチじゃなくても「0」から作ると2ヶ月は必要。まして長距離のウルトラともなると、徐々に走る距離を伸ばしてく必要があるので、3〜4ヶ月は欲しいところ。
そこをたったの1ヶ月で身体を作らなければ!?
さらにこの3月や4月の沖縄は、既に夏モードで、長い距離をトレーニングできる気候じゃないから走り込み困難。まぁメインは「走り」ではなく「走ったあとに埼玉の友人と飲む」なので、軽い気持ちで走ってきました^^ゞ
彩湖とは?そして彩湖ウルトラマラソンとは?
正直「彩湖」ってどこにあるか知りませんでした。もちろん行くのも初めて。最寄り駅はなく、JR埼京線の「武蔵浦和」駅から3.5km、「北戸田」駅から3.2km。通常なら歩いて歩けない距離ではないですが、これから70km走る人間に3.5kmも歩くのはさすがに辛い。でも路線バスもなく、大会用の送迎バスはあるらしいですが、長蛇の列らしいので、結局歩きました。しかも往復。つまり私は「70km」ではなく「77km」も走る(歩く)ことになった次第です。
ちなみに大会は彩湖を15周する「70km」と9周する「42.195km」がありますが、やるならやっぱり最長の70km。参加費はウルトラだと1万円以上が普通なのですが、この大会は格安の「70kmで6300円」で、参加賞(Tシャツ)無しだと「5800円」と格安。まぁ人工湖の回りをぐるぐる回るので、交通規制とか必要ありませんし、コースも70km全部ではなく、彩湖一周4.65kmだけなので、スタッフ配置も少ないですからね。まぁ走る方としてはどっちも一緒なので、安いのは助かります。
しかし15周というのはちょっとね〜。自分で数えたらわからなくなりますね。
でも大会側でチェックポイントに、通ったランナーが今何周か表示されるシステムがあるので、今何周かわかりますし、GPSで距離から今何周かすぐにわかりますけどね。そのGPSがレース後に凄いことになっていましたが・・・(15周のGPS履歴)。
ちなみに4月の本土と言えば「桜」ですが、この年の桜は超早咲きで、大会会場の桜は全て葉桜。でも多少でも桜が望めたので良しとしましょう。


彩湖ぐるぐるマラソン、走ってみた!
ちなみにウルトラマラソン(42.195km超のマラソン)は、宮古島の100kmを2度参加し、2度とも完走しているので、70kmならどうにかなる距離。しかし宮古島は単純に「島一周」なので気分的に楽でしたが、彩湖は同じコースを15周。気が遠くなりそうです。その結果は・・・
意外と楽しかった!
同じコースをぐるぐる回るので、必ず他のランナーがいます(笑)。というのも、宮古島の100kmでは、他のランナーがほとんどいない中で走ることになりますし、沿道の応援もほぼ皆無。でも彩湖ぐるぐるマラソンなら、沿道の応援も確実にいますし、他のランナーも途切れることはありません。なので気分的にも楽でしたし、周回コースなので何度も同じランナーに遭遇することも。
そもそもウルトラマラソンって、タイムを競うことはほぼ無いので、ランナー同士しゃべりながら走ります。結果、ランナー同士仲良くなるんですよね。フルマラソンだとタイムを気にするので、そういうことにはなかなかなりませんが、ウルトラマラソンは確実にレース中に友達ができますw
さらに彩湖ぐるぐるマラソンでは、周回コースならではのメリットも!?
エイドの充実度は抜群!4.65kmごとに確実にあるw
フルマラソンでもウルトラマラソンでも、死活問題になるのが「エイドステーション」。この充実度と気配りでタイムは大きく変わります。特にウルトラマラソンでは、レース中に補給しないと確実にエネルギー切れになるのでエイドの充実は必須。
宮古島もエイドは充実している方ですが、しかし私が参加したときはエイドの準備が間に合わず、最も苦しい50km〜65kmでエイドに水すら無し。あれには死ぬかと思いました(自販機もない宮古島東岸)。
しかしこの彩湖ぐるぐるマラソンは、確実に4.65kmごとにエイドがあります(笑)。周回コースだからね。さらに周回コースには2ヶ所もエイドがあるので、2.325km(実際は違うけど)ごとにエイドがあることになります。しかもどの場所にエイドがあるかが確実にわかるので、気分的に楽でした。トイレも必ず同じ場所にあるので、ぐるぐる周回するコースは大変そうに見えますが、実は楽でした。
さらに彩湖ぐるぐるマラソンは、エイドの充実度は高いことで有名。しかもメニューも変わるので、15周しても飽きませんでした。といっても、私は走っている最中に「食べる」ことはできないので「飲む」補給のみでした。でもエイドのうち1つはゴール近くにあったので、ゴール後にエイドへ行って食べまくりましたwww
飲み物はウルトラマラソン定番の「コーラ(糖分が高いので重宝します)」はもちろんのこと、オレンジジュースやイチゴミルクに、ファンタにコーヒー牛乳に、種類が豊富。食べ物も「おそば」「シチュー」「フルーツポンチ」「おにぎり」「サンドイッチ」「メロン」「いちご」と、正直、数え切れないほど。エイドの充実度は、フルマラソンを含めて最高かも?



彩湖ウルトラマラソンも無事完走!ゴール後は?
とにもかくにも無事に15周を完走。最後の1周はめっちゃテンション上がりますね。タイムは目標には遠く及びませんでしたが、それでも体調も良い状態でゴールしました。ゴール後はエイドステーションに直行して食べホ飲みホ。エネルギー補給しました。なにせ70kmともなると、体重×70km=kcalのエネルギーを消費すると言いますからね。60kgの人でも「4200kcal」ですからね〜。
でもゴール後には、友人との「飲み」も待っていますし、4200kcalぐらいはすぐに摂取したと思います。そして翌朝は朝食で2000kcalはありそうな・・・
エッグスンシングスの季節限定パンケーキ!
これも本土へ行く目的でもあります。「gram」や「幸せのパンケーキ」は沖縄にも店舗はありますが、未だに「エッグスンシングス」だけはありませんからね。本土では定番中の定番の人気パンケーキ店なのにね〜。今回も十分エネルギー補給してきました!


彩湖ウルトラマラソンまとめ

これが彩湖を15周した際の、GPSの履歴です。すごいですね〜。本来細い線の軌跡が15周分も重なるとこんなに太くなるんですね。ちなみに色はスピードによって変わるらしいですが、オレンジが速いのか黄色が速いのかは知りませんw(興味ありませんw)
でもこんな周回コースの履歴、1回だけでいいや。確かにエイドは充実していましたし、気分的も楽でしたが、やっぱり周回コースは苦手です。「あと何周」って絶対に思っちゃいますからね。まだ宮古島一周の方が、今どこにいるって感覚が楽しめますね〜。フルマラソンでもウルトラマラソンでも、残り何キロって考えて走りたくないですね。
ちなみに彩湖ウルトラマラソンは、毎年4月の第2土曜日にあるようで、2019年は「4月13日」開催らしいです。最初の話のように、大会1ヶ月前でも申込可能なので、魔が差したら申し込んでみてはw
周回コース辛いけど、初ウルトラマラソンには、エイドもトイレも確実にあるので、おすすめだと思いますよ。
宮古島100kmワイドーマラソンに参加してみたい方は、この大会で足慣らしをするのも良いでしょう!